自然農と薪ストーブ。野菜を手抜き栽培してみたら美味しいのが出来た。時代と逆行が正解かな。
野菜の手抜き栽培をしてみた。
耕さない堅い土地に野菜を植えて、肥料をやらずに手抜き栽培。スパルタ栽培かな。夏の部活動で水を飲ませないみたいな感じかな(あっ、それ今は教育員会からお叱り受けるやつだ)。
そうしたら、県大会で見事に優勝みたいな結果になった。つまり美味しい野菜になったよ。今までにない味で驚き。
一般的な野菜の栽培方法は、土を耕して柔らかくして肥料を与えて野菜を育てる。そして草が生えないように除草剤を散布する、または黒いビニールで地表を覆って草予防する。でも、普通だと面白くないので、みんなの栽培方法と逆に挑戦。みんなが押して苦労しているので僕は引いてみた、って感じかな。
雑草が元気に生い茂ってくるなら野菜だって育つだろう。と、言う理屈で耕さないで肥料もやらないで野菜栽培。だって、野菜と雑草は人間が勝手に分類したのであって、どちらも植物だし。
で、やってみた手抜きスパルタ栽培は、こんな感じ。
土を耕さないので草が元気に育つ。その草が枯れると、やがて虫や微生物に分解されて土になる。分解されて土になると、野菜が育つための養分になる。自然の草と微生物、そして虫たちの力で土を豊かにしてもらう。手抜き栽培が、実は本来の理想の姿なんじゃないかな。
だって、土を耕す機械も肥料も必要ないなんて、お金かからないし無駄にCO2を排出しないので、とっても環境にやさしいよね。これって、農業の革命かも。
で、ニンジンが出来た。
甘い!小さいけど。
ニンジンの味が濃い!そして甘い!小さいけど。
火を加えないで生食しないともったいない甘さ。ホント小さいけど。
いままでドレッシングの味を楽しんでいたことにも気づかされた。これは野菜そのものの味が楽しめる。
でも、ニンジンと言ったらカレーが定番という事で、作ってみた。
僕の定番はハウスのバーモントカレーの中辛。みんな好きはやつだよね。これを作ったらニンジンの甘さで甘口カレーになった。なんという甘さだろう。肥料をやらないので、野菜が栄養を吸収しようと頑張って甘くなるのかも。
みんな、今まで畑を耕したり肥料をやったり、余計なことをしているかもね。
野菜を育てるところからやってみたかったんだ。スーパーで買えば早いけど、種を撒くところから楽しんでみたかったし、サラダにしてもカレーにしても食べた時の感動が違うからね。手間の部分に面白さがあるよね。
薪ストーブと同じだよね。スイッチひとつで室温25℃にできる時代に、薪に火をつけるところから楽しめるからね。着火どころか薪を作るところから楽しめるよね。だから、室温25℃になった時の感動は、やっぱり違うよね。
では、良い1日を!
浅野正則
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