注目を集めている薪ストーブ

肌寒い季節になると、エアコンや石油ファンヒーターをつける事が当たり前の時代です。
ストレス社会と呼ばれる近代では、激しく燃える炎を見て心からリラックスできる薪ストーブが心地良いリラックスタイム時間を作ってくれる暖房器具として注目されています。こちらでは古い昔から世界中で愛されている薪ストーブの歴史をご紹介いたします。

炎で体を温める行動は石器時代から

薪ストーブの原点を辿ると石器時代に行われていた焚き火に繋がります。今ではスイッチ一つで体を温める事ができますが、石器時代では火を起こす事から始めなければいけませんでした。炎には、炎の熱だけでなく燃料が燃える時の音や香りを体全身で感じて、体を温めると同時に心をほぐしていたと考えられています。

時代の流れと共に変化した暖房器具

薪ストーブは焚き火から始まり、室内に煙が充満してしまう囲炉裏から、煙だけを外へ排出する暖炉へと進化しました。この後に燃料を燃やして温められた鉄の箱から出る熱で室内を暖める薪ストーブが誕生したのです。
箱型の薪ストーブは、1742年に政治家や発明家として有名だったベンジャミン・フランクリンによって発明されました。

今までの暖房器具とは違った形へと進化した薪ストーブはすぐに注目を集めましたが、この当時は高額の暖房器具であったため、自宅に設置する事はとても贅沢とされていたのです。ベンジャミン・フランクリンはわざと薪ストーブの特許申請を行わなかったため、18世紀頃にはアメリカの一般家庭でも積極的に取り入れられるようになったのです。こちらでご紹介したように、薪ストーブは疲れている心に癒しを与えてくれる暖房器具として昔から注目を集めていました。