薪ストーブの炉台・炉壁のDIY④ちょっとのコツでプロっぽく仕上げるなら、パスタソースの乳化戦略で!
最近、野菜の無農薬栽培を勉強している、薪ストーブ・プロショップ@千葉・茨城(株式会社スロースタイル)の浅野です。
カッコいい炉台・炉壁を自分で作りたい、って思いますよね。
薪ストーブの炉台製作でとても重要なポイントは目地入れです。仕上げなので当然なのですが・・・。
簡単にプロっぽく仕上げるコツは、目地材の練り加減と、大雑把な目地つめにあります。”大雑把に詰める”がとても大事。
仕上げなので丁寧に目地をつめたくなりますよね。分かります。でも大雑把がとても大事。パスタのペペロンチーノでいうところの、混ぜる作業くらい大事な感じでしょうか。
僕はペペロンチーノが大好きなので、週に1度は食べたいくらいです。ペペロンチーノのパスタソースは、オリーブオイルと麺のゆで汁を混ぜただけ。油と塩水を混ぜただけです。それがイタリアの代表的な料理のペペロンチーノのソースになるのです。日本食のざる蕎麦のつゆくらい大事な訳です。
そして、その油とゆで汁混ぜる作業がとても大事で、何度も何度も時間をかけて混ぜます。そして美味しいパスタのソース仕上げます。
あっ、オリーブオイルにはニンニクと唐辛子で風味付けしますけどね。でも基本は油と塩水。
プロっぽくパスタソースを仕上げるコツは、オリーブオイルと麺の茹で汁をしっかり混ぜて乳化させること。何度も何度も白っぽく濁った汁になる様にしっかり混ぜる。乳化するか否かで、ただの油と塩水がパスタソースになるか決まります。
結構時間かかります、混ぜる作業、乳化。でも、これがとても大事。
そして、炉台の目地仕上げですが、コツは目地材を、水と混ぜて練る時に水を少し多めにして柔らかく仕上げること、マックシェイクが少し溶けて飲みやすくなったくらいの柔らかさかな。目地つめの時に垂れそうですが大丈夫。垂れるくらいでちょうどいい。
だって、大雑把に目地つめするんですから。
で、大雑把に詰めるの“大雑把”はこれくらい。すごくはみ出てOK。
そして、半乾きしたら、濡れスポンジで不要な部分をふき取っていきます。なので大雑把でOKなのです。こんな感じ。
丁寧に目地つめしようとすると時間がかかって疲れてしまいます。疲れるだけならリポDがあればいいですが、最後まで仕上がらないと困りますね。仕上がっても雑になってしまうとか。途中が大雑把で仕上がりがプロっぽい方がいいでしょ?
仕上がりはこんな感じ。
ちなみに、目地材の色や深さで仕上がりの印象が異なります。
例えば、白い目地はアメリカンな印象、ポップな印象。黒っぽい目地はシックな、都会的な印象になります。また、深く入れた目地は自然な印象に、浅く入れた目地はキッチリした印象になります。