自分の力で生きることを問うスペースとしての住まい
冬には-30℃になる長野の山で、週に3日テント生活をする、こばやしせつまさ氏。
1961年生まれの決して若いとは言えない彼が、快適が住まいを求めがちの現代にあえてそんな自然と近い生活をすることで、自分たちの力で生きてゆくことを問うをテーマとした生活をしているとの事。
面白い思考。
キッチン棟、ボイラー室、道具部屋の3つの部屋。というより箱らしい。壁に断熱材は入って無く、ガラスは二重ガラスが標準の今、シングルガラス。
驚くのは、寝室はなくキャンプ用のテントで寝る。
「どうすればキャンプのままいられるか。ラグジュアリーな別荘の様な感じではなく、なるべくザラついたままの場所でいたい。知恵や経験、時間、土地への責任を積み上げてゆく場所が欲しかった」
「内壁だって張ろうと思えば張れる。でも、やらない。面倒くさいとか知った様な事を言う自分にブレーキをかける場所であり、自分たちの生きてゆくことを問うスペースでもある」
と、言うことで、住宅に快適さを求めて構造や性能にこだわりがちの現代に、面白い発想で生活空間を創っている。
あい間の時間でツリーハウスを作っているが、断熱材や屋根材など快適にするにはと考えていたが、過ごしずらさと言う発想も取り入れてみよう。
自分との対話をする良いスペースになるかもしれない。
では、よい一日を!
masa
薪ストーブ・プロショップ@千葉・茨城
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株式会社スロースタイル
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