薪ストーブ、壁からの寸法(建築基準法により離隔距離)
千葉県、茨城県で、薪ストーブをきっかけに『スローで豊かな社会を』を展開している千葉県香取市の株式会社スロースタイル 浅野です。
新築の間取りを考える際に薪ストーブの設置場所を検討しますが、壁からどのくらい離せば良いかによってイメージやリビングの使い易さが異なりますので気になりますよね。実は明確に寸法があるので詳細ご案内します。
壁からの寸法(建築基準法により離隔距離)
この寸法は、建築基準法で定められています。
壁と薪ストーブの間に炉壁か遮熱板を立てますが、薪ストーブと炉壁の離隔距離が27.5cms、炉壁と壁の離隔距離が2.5cms、合計30cms+炉壁の厚みとなります。規定が細かいですがこの様になっています。また、これは最小寸法ですので、大型の薪ストーブですと、もう少し距離を広くとり安全を確保します。「もう少し」と言うのは、モデル毎にメーカー指定の寸法があります。
壁と炉壁の離隔距離、2.5cmsって?
隙間を空けるの?と不思議に思いますよね。
ハイその通りです。壁と遮熱板・炉壁の間に2.5cmsの隙間を作る事で空気層を設けているのです。そして、その空気の層が熱を遮断する役目をしてくれるんです。遮熱板が熱くなっても空気層がある事で壁内部の木材へ熱を伝えない働きをして安全を確保するんです。
炉壁・遮熱板の材質制限
炉壁・遮熱板の素材は「特定不燃材料」が指定されてまして、代表的な素材は下記が一般的です。
レンガ、タイル、金属板、モルタル、石、ケイカル板などが代表的な素材です。また、炉壁・遮熱板の寸法はモデルによって異なります。出力が異なるからですね。
どうですか、新築の間取りを考える際に参考になりますでしょうか。イメージ通りの素敵なお家が出来ると良いですね。色々と迷うのも楽しい時間ですので、色々なパターンを検討してみてください。
では、良い一日を!
浅野正則
薪ストーブ・プロショップ@千葉・茨城 (株式会社スロースタイル)
☎0478-56-0199 10:00~19:00 / 090-6168-1464 いつでもどうぞ
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