昆虫を食べる時代?栄養源としての昆虫とスローライフ

千葉県、茨城県で、薪ストーブをきっかけに『スローで豊かな社会を』を展開している千葉県香取市の株式会社スロースタイル 浅野です。

 

食糧不足が予想されることから栄養源としての昆虫の活用が進んでいますね。
なんだか複雑な気分です。で、本当に必要なのと言うお話です。

 

ハエも活用?養殖魚の餌に

以前、コオロギを栄養補助食品としてのコオロギ・バーをご案内しましたが、昆虫をそのまま食するのはねとの事で、家畜の飼料や養殖魚の餌に活用する試みが進んでいます。

愛媛大学発のベンチャー企業が、ハエを養殖魚の餌にする研究を進めて近々に実用化をめざし頑張っています。ハエから作った餌は高タンパク質で、養殖魚の質が従来の餌で飼育するよりも向上するとの実績を残しました。更にハエを含め昆虫の養殖は、従来の飼料製造よりも温暖化ガス排出量が少ない事から環境に優しい技術です。すごい。

ハエの他にアブも研究対象になっているのですが、生ゴミから発生する昆虫なので、複雑な気分ですね。愛媛大学の研究は、そもそも養殖魚の餌になる魚粉が年々上昇していて(ここ10年で約2倍になっています)、養殖コストを引き上げている事から始まっているのですが、世界中で魚の消費量が増加している事が原因との事です。

 

そんなに、世界中で魚好きが増えているの?

こちら水産庁からのデータです。
1995年をピークに天然魚の取れ高は横ばいですが、消費量は凄いスピードで増加しています。特に中国の方々。
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人口の増加によるものかと思いましたが、それだけでもないようです。
1人当りの消費量の推移がこちら。

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特に新興国の人達の食べ物が変化してきて、魚をより食する様になったんですね。Japanese Sushiですかね。

 

実は更に研究は進んでいる

昆虫を食する訳ですが、食べられる昆虫は痛みを感じないの? 
と言う、彼らのこころの内を気にする方たちが、そんな疑問についての研究をも進めています。なんだかイイ話で涙でそうです。

①オスのカマキリは交尾の際にメスに体を食べらるので痛みを感じない?
②けれど、他の生き物に捕まるともがき苦しむ動きをする
③それはもしかして、痛みを伴っているのではなく、身体が反射的に動いている?

研究はそう簡単ではない様です。ですが、とても興味深いですね。

 

大量消費しなければ昆虫食べる必要ないんじゃん。スローでいこうよ!

データを見ると食生活がだんだんと贅沢になっているために見えますが、新興国の食生活が先進国に近くなっている事が大きい様で、先進国としては彼らに贅沢するなとは言えないですね。先進国の人達が、もっと考えて消費すべきなんでしょうね。特にマグロの消費量は日本が世界一なので、日本人の食べ過ぎは間違いないですよね。だって、マグロの消費量は世界の1/5を日本が占めているんですから。
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必要以上に消費しなければ、昆虫なんて食べる必要ないじゃんスローでいこうよ、って言いたかったんですが、そうも言ってらなれない状況ですね。ただ、消費しすぎない様に1人ひとりが考える必要ありですね。

 

では、良い一日を!

 

 

薪ストーブ・プロショップ@千葉・茨城(株式会社スロースタイル)
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