迷う煙突選び、断熱煙突とシングル煙突【快適な薪ストーブライフに】

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千葉県、茨城県で、薪ストーブをきっかけに『スローで豊かな社会を』を展開している千葉県香取市の株式会社スロースタイル 浅野です。

 

薪ストーブを検討する際に、薪ストーブの機種を迷われるかと思いますが、同様に煙突選びも気になるかと思います(気にならない方もいらっしゃるかもしれませんが。とても重要な部分なのですが、何が重要かと言いますと、排気効率や煙突掃除のし易さなどに係わってくるからです。見た目にあまり関係ない部分ですのでどうしても薪ストーブの種類に目が行きがちですが、使い始めてから大きく関係してくるんです。

薪ストーブの煙突の種類とメリットの違い

煙突種類ですが、大きく断熱材入煙突とシングル煙突に分かれます。
断熱煙突は、貫通部の機木部への熱の遮断の役目、と煙を冷やさないので排気効率が高いメリットがあります。煙突内の上昇気流起こし易くなり、着火時に稀に起こる煙の逆流による室内への煙の侵入を防止する役目を果たします。また、煙突内の煙が冷えると煙突内に煤やタールが付着しやすくなり煙突詰まりの原因になりますが、この予防にもなります。
シングル煙突は、金属1枚を筒にした煙突です。安価であるメリットがあり、室内に使用すると煙突からの熱で室内を暖められる効果があります。また、室内に使用すると簡単に取り外しが出来るので、室内からの煙突掃除が可能となるメリットがあります。

 

薪ストーブの煙突の詳細種類

●二重煙突
 ・断熱材入り二重煙突
 一番使用頻度の高い煙突で、大手煙突メーカーの主力の煙突です。

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 ・断熱なし二重煙突
 断熱材の代わりに空気層を作った煙突で、断熱煙突とシングル煙突の間の性能になります。

●シングル煙突
 ・溶接式
 一般的に薪ストーブのシングル煙突と言うとこの溶接式になります。繋ぎ目が綺麗で耐久性に優れています。室内での使用する事が多く、大手煙突メーカーでも力を入れています。
 ・折り式
 溶接でなく折って繋いである煙突で、価格メリットがあります。アウトドア用ストーブや、お風呂に良く使用されています(薪のお風呂はだんだん見かけなくなりましたね。温まるらしいです)。
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薪ストーブの煙突の材質と耐久性

ステンレス製が一般的です。煙に含まれるクレオソートなどの成分に腐食性がある為に鉄製だと錆びてしまう為です。また、大手メーカーは研究を重ねていますので、耐久性が高く一生ものです。日本の住宅の平均の立替え年数が約30年(国土交通省数値より)との事ですので、なんだか悲しい数値ですがお家よりも耐久性高いです。

ちなみに、住宅の平均の立替え年数、アメリカは55年、イギリスは77年との事ですので、頑張れニッポン!です。

もしかして地震が多いから?

煙突直径寸法 

断熱煙突が、外径200パイ(直径200mm)、シングル煙突が150パイ(直径150mm)が一般的です。
一部、250パイの大型ストーブ用や、106パイのアウトドア用薪ストーブの煙突があります。

 

断熱煙突とシングル煙突の排気効率・煤の付着具合の実際

断熱煙突とシングル煙突の実際の検証結果です(千葉県にて)。

①すべて断熱煙突ケース
 燃焼はスムーズ。煙突内の煤・タールの付着具合は、ほぼ粉状でとても良好です。
②室外断熱煙突。室内のみシングル煙突ケース
 燃焼はスムーズ。煙突内の煤・タールの付着は、①に比べ多めですが煙突詰まりが起きる程ではありません。

寒冷地ならともかく千葉県程度の気候条件でですと、どちらでも燃焼具合に大きな変わりはありませんので、すべて断熱煙突でも1年に1度の煙突掃除は必要ですので、どうせなら、室内をシングル煙突にする事で掃除のし易さを優先した方がと感じます(室内を断熱煙突にしても、室内からの掃除は可能です)。

先日、煙突掃除だけ依頼頂きましたお客様で、室外の一部にシングル煙突の方がいらっしゃいました。掃除してみると、大量の煤とタールが出てきましたので、寒冷地でなくても室外の煙突は煙突詰まり防止の為に断熱煙突の使用が必要と思います。

 

 

では、快適なストーブライフをお過ごしください!
薪ストーブ・プロショップ@千葉・茨城(株式会社スロースタイル)
http://www.slowstyle.ne.jp/
私たちは薪ストーブで皆の時間をスローにします。

☎ 0478-56-0199  10:00~19:00 / 090-6168-1464 いつでもどうぞ

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